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撮影年月日 |
2016/08/04 |
撮影場所 |
イタリア・ドロミテ山塊・5Torri周辺 |
学名 |
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科目・属 |
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季節 |
夏 |
生育地 |
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分布 |
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有毒ですが…
今夏コルチナで入手したハンディー草花図鑑「500flleurs des Alpes par la coululeur」と「Gros plan sur les fleurs des montagnes」いずれにも学名Aconitum napellus Renonculaceaeで記載がある。キンポウゲ科トリカブト属のnapellusだということ。
ちょっと日本国内で見かけるのと趣を異にする。なんとも艶やかな濃紫が美しい。よく見ると雄蕊の葯は金粉を載せたような黄金色をしていて、なおのこと花を妖艶に見せている。
ゴージャス!!
周囲の岩峰群を背景にすっくりと咲く様は、有毒植物と知らずともドキッとするほど際立って存在を主張している。
8月3日〜8月7日、コルチナに泊まって、周辺の岩場でクライミングをした。8月4日には5Torri(チンクトレ:5つの塔・岩峰)で体慣らしにシングルピッチを何本か登った。
車を降りた駐車場からすぐに出ているロープウェイで上がって、最終駅からチンクトレの基部まで15分ほど歩く間は、ちょうど今を盛りの高山植物のお花畑の間を行くようだった。
もしかしたら、ヨーロッパの山でトリカブトの類は初めてかもしれないな、など思った。この花に出会えたことが、殊の外嬉しかった。
*ヨーロッパは日本とは植物生息気候区分帯を異にしているため、当地で入手し得た数少ない資料では同定が難しい。さらに、イタリア、フランスおよびその他の諸国によって名称も異なるため同定は知り得る限りは学名を付記し、イタリア・ドロミテ山塊で見つけたものはDolomiti2016−1から、フランスシャモニーで撮ったものはChamonix−1からの通し番号とする。
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