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撮影年月日 |
2016/08/06 |
撮影場所 |
イタリア・ドロミテ山塊・5Torri周辺 |
学名 |
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科目・属 |
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季節 |
夏 |
生育地 |
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分布 |
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気まぐれ得!
「Gli incantevoli fiori delle Dolomite:ドロミーティの魅力的な高山植物」と「Fleurs des montagnes」で記載を見つけた。両著ともAchillea Oxyloba Compositaeであるとしていた。キク科ノコギリソウ属のオキシローバ。
特筆すべきは「Gli incantevoli fiori delle Dolomite:ドロミーティの魅力的な高山植物」によると、中央アルプスと東アルプス固有の高山植物だとか。
撮った時はノコギリソウ属とは気付かなかった。日本で見慣れたノコギリソウ属の花は花茎の頂きに少なくとも5個以上散房花序(茎から花茎が傘の骨状に出て、その先に複数の花がつく)を形成する。これは1茎に花が1か2しかついていない。…と見える。
ってかなんてか、日本で見るのは風情がもう「ノコギリソウ属でっせ」って感じなのよね。
だから、特に珍しい!ってことでもなく、「ちょいかわいいな」で撮ったら、地域固有種だったので、びっくりした。という、つまりそういう経緯。
ドロミテ山塊5Torri(チンクトレ:5つの岩峰)周辺でたくさん見かけた。様々な草花が花期を迎えている最盛期でチンクトレ周辺はさながらお花畑だった。目を射抜くばかりの鮮やかな色、誰でも足を止めてしまうような愛らしい咲姿が精を競う中、そこまで色形に特異性を感じさせるものではないこの花を「ちょいかわいいな」と感じて撮ったこと、我ながらの気まぐれと巡り合わせのご縁に感謝するばかりだ。
*ヨーロッパは日本とは植物生息気候区分帯を異にしているため、当地で入手し得た数少ない資料では同定が難しい。さらに、イタリア、フランスおよびその他の諸国によって名称も異なるため同定は知り得る限りは学名を付記し、イタリア・ドロミテ山塊で見つけたものはDolomiti2016−1から、フランスシャモニーで撮ったものはChamonix2016−1からの通し番号とする。
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