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撮影年月日 |
2018/05/02 |
撮影場所 |
利尻島・北海道 |
学名 |
PAPAVEEACEAE Corydalis humarifolia ssp. azurea |
科目・属 |
キンポウゲ目ケシ科キケマン属 |
季節 |
春 |
生育地 |
湿り気のある林内や林縁に生える多年草 |
分布 |
北海道、本州(中部地方以北) |
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時は流れ…
2018年5月2日、利尻岳登山のために利尻島に渡った。
羽田フライトが10:55で稚内港発14:30のフェリーで利尻島・鴛泊港着が16:10だから、旅館「雪国」に着いたのは16:30ほどだったか。
「後でデッキに出てみよう」とか言った割に船が動き出すが早いか寝入ってしまって、目が覚めたら上陸寸前だったから、昼寝は必要ないし、ご飯までには時間があるし、まだもうちょっとビールもいいし…
山側の廊下側からふと裏山の土手を見下ろしたら、何やら紫色が点々と!
「エゾエンゴサクだ!」
さっそくU子ガイドさんと連れだって行ってみる。
以前に北海道を訪れた時の経験から平地で高山植物が見られるとは知っていたが、まさか宿の裏にこんなにたくさん咲いてるなんて!
かなりな傾斜の土手を攀じ登ったりしてエンゴサク以外にも数種見つけた。
懐かしさと共に一抹の寂しさを以てこの花との出会いを思い出す。2003年の5月に今は亡き友とバスツアーに出かけたのだった。まだ「山」の「や」も知らず、出かけるといえば専ら乗り物での水平移動だった時代。バスで北海道をぐるり1周は相当辛くて、車窓を楽しむというよりほとんど寝ていて、どこをどう乗ったやらだった。
バスはいつしか層雲峡に分け入り「流星・銀河の滝」見学で休憩になった。今なら「凍ったらカッコよさそうね!」とかなんとか感慨もあろうが、当時は滝は滝にしか過ぎず、5分も見ればもう十分だった。
駐車場の反対側のこんもりした林土手に吸いつけられるように2、3m上がったら目に入ったエゾエンゴサクに体が震えたのを今でも忘れない。
当時書いたこの花との出会いの一文を読み返してまた感動を新たにした。
よろしければ…↓
http://www.asobist.com/plant/entry.php?eid=198
花期は4月から5月
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