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撮影年月日 |
2018/05/21 |
撮影場所 |
駒ケ岳ロープウェイ乗り場脇遊歩道 |
学名 |
DIAPENSIACEAE Schizocodon soldanelloides |
科目・属 |
ツツジ目イワウメ科イワカガミ属 |
季節 |
春 |
生育地 |
山地の岩場や高山の草地に生える常緑の多年草 |
分布 |
北海道、本、四国、九州 |
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イワカガミ効果!!
2018年5月22日、宝剣岳東壁中央稜登攀を試みた。
篠原ガイドとは前日の21日に千畳敷ホテルでの待ち合わせだったが、私は20日の午後にはホテルに到着していた。
実は宝剣岳東壁中央稜登攀は一昨年にチャレンジしたのだが、メンバーのうちの私だけが敗退となった。どうにも体が重くて足が上がらず歩けない。後から思うにいきなりロープウェイで2612mに上がってしまって高度順応が十分でなかったのが原因ではないかと反省した。同じ轍は踏みたくはなかった。なんとしてもリベンジ登攀を成功させたかったから、1日前に入山して高度順応を完璧にしておきたかった。
20日ホテルについてすぐ体に影響が出ているのを感じた。少し上に上がって降りてくることで順応ができるのではないかと、100mぐらい雪渓を上がったところで1時間足らず過ごした。効果覿面!頭の重いのが消えた!と思った。ので、夕食時生ビールを一杯楽しんだ。
のがいけなかった。夜中に頭痛で目が覚めた。一晩経っても収まるどころかますます頭痛はひどくなるばかり、なんとか朝食を摂った後一旦下へ降りることにした。
「周りを巡る遊歩道があるよ。ロープウェイの乗降口脇が起点だよ」
ロープウェイの誘導係のおじさんに教えてもらって、ぐるり歩いてみた。
遊歩道は草花の宝庫だった。なかでもイワカガミの咲きっぷりは見事だった。いい顔したのを摂ろうと地べたに這いつくばり、夢中で撮っているうちに頭の痛いのが消失していた。
2時間ほど歩きまわってまたロープウェイで上がり、さらに雪渓を極楽平2850mまで上がったら、すっかり状態改善していた。が念のためビールはやめておいた。
努力の甲斐あって、宝剣岳東壁中央稜登攀を無事終えられた。
「前回敗退した時の3倍速く歩けてますよ」は何より嬉しかった。
きっとイワカガミのヒーリング効果もあったかもしれない…
花期は4月から7月
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