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撮影年月日 |
2018/07/19 |
撮影場所 |
イタリア・ドロミテ山塊・5Torri周辺 |
学名 |
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科目・属 |
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季節 |
夏 |
生育地 |
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分布 |
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どこのフウロ?
一目見て「グンナイフウロ」かと思った。イタリアドロミテの5Torri岩峰をはじめとする岩峰の間の草地におびただしい数が群れて咲いていた。
グンナイフウロとは違っていた。同じ科目であることは間違いないが、図鑑には似た種は見つからなかった。
この目の覚めるような紫紺の花はあまりにも特徴的なので容易に見つかると思ったのだが、あにはからんや数年かけて収集した現地の図鑑にも見当たらなかった。唯一「Gliicantevoli fiori dell Dolomiti(2016年コルチナで購入)」に「ジェラーニウム・シルバーティクムGeranium sylvaticumL.」として紹介されているのが同属ではあったが、この鮮やかな花色は比ぶべくもなかった。
7月18日シャモニーから延々9時間のドライブでコツチナ・ダンペッツォにたどり着き、翌日慣らしで5Torriにシングルのクライミングに出かけた。いい天気だった。ぐるり巨岩峰が巡る周辺の上にあくまでも青い空が広がっていた。その抜けるような空の紺碧にも引けを取らない青い青いフウロウソウの咲き乱れる原を無邪気に子供らが駆け回っていた。
*ヨーロッパは日本とは植物生息気候区分帯を異にしているため、当地で入手し得た数少ない資料では同定が難しい。さらに、イタリア、フランスおよびその他の諸国によって名称も異なるため同定は知り得る限りは学名を付記し、イタリア・ドロミテ山塊で見つけたものはDolomiti2018−1からの通し番号とする。
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