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撮影年月日 |
2018/11/29 |
撮影場所 |
GreenClimbersHome (Thakhek・Laos)オープンオールハウスエリア |
学名 |
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科目・属 |
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季節 |
秋 |
生育地 |
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分布 |
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天が示したしるし
2018年11月22日から12月1日までラオス南部のターケーク郊外に広がる岩峰群の谷間のグリーンクライマーズホームにクライミングに出かけた。
正味6日間のラオスクライミングの最終日は午前中キャニオンエリアにでかけ、午後はオープンオールハウスエリアにでかけた。
オープンオールハウスは「どの日程でもいいので行きたい」と思っていたエリアだ。
そう、「登りに」ではなく「見たい!」ものがあったのだ。
それは…
2017年に同エリアを訪れた際、ランの大群落を確認していたが、その時は花期を外れていたかして群れをなす株という株に花はついておらず。ただ一株だけ白い花をつけているのを認めただけだった。
http://www.asobist.com/plant/entry.php?eid=496
同じ斜面だったので当然、全ては同種のランだと思いこんだ。白いランは咲き遅れか、咲き初めで、時期を得て全てが咲きそろえば目も覚めるような壮観なランの群生が広がるはずで、次回はもしや見られるのではと遠い目になった。
ところが…
エリアに着いてみれば期待とはほど遠く、先回と同じくランと覚しき大株の大群が青々した葉を広げていた。例の白いランが1株だけ咲いていたところにも行ってみた。花は花期を終えようとしていて、4、5輪ついた花はおおよそ萎れかけていた。
それでピンときた。ひと株咲いていたランと大きな株のランと覚しきものとは同じランではあっても種を違えていたのだと。
大きな株の一つの前にしゃがんで考え込んだ。
では一体、この大きな株の群れはどんなランなのか?花期はいつなのか?
そして…
ふと何の気なしに大きな株の茂り広げる葉をかき分けてみたのだ。
「中はどーなってるのかな?」など、軽い気持ちで。
そしたら…
重なりあって茂った幅の広い葉をかき分けた根元に見つけたのだ。紅い可愛い存在を。
もう心臓が止まるかと思った。
これを天啓と言わずしてなんとしよう!
ほんの気まぐれが引き寄せたラッキー以上の深いえにし。
それがこの1枚なのだった。
1年越しの奇跡だ。
*ラオスは日本とは植物生息気候区分帯を異にしているため、当地で入手し得た数少ない資料では同定が難しい。よって知り得る限りは学名を付記し、Laos2018-No.0001からの通し番号とする。
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