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撮影年月日 |
2019/08/17 |
撮影場所 |
高尾山 |
学名 |
RANUNCULACEAE Anemonopsis macrophylla |
科目・属 |
キンポウゲ目キンポウゲ科レンゲショウマ属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
山地の落葉樹林内に生える多年草 |
分布 |
本州(福島県から奈良県) |
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原点回帰
8月17日高尾山に登った。
5月に肩を壊して以来体を動かすことからずっと遠ざかっていて、まったく歩く自信がなかった。「ただレンゲショウマが見たい」思い一心だった。
友人に「高尾にレンゲショウマを見に行きたい」とは言ったがケーブルで上がって下りればいいと思っていた。
ケーブルの乗車口に着いた時、始発まで30分以上あった。「待ってもケーブルで行きたい」と内心思ったが、友人らは素知らぬ顔で登山道の方へ足を運んだ。
登っているうちに「何年か前に高尾山でレンゲショウマを見た」というのは記憶違いで、それは高尾山ではなく御岳山だったと気づいた。それに、行く前夜、予習しようと思ったら、どういうわけか通信が不能になっていた。
高尾山にもレンゲショウマが棲息していてよかった。薬王院境内に見い出せるとは、友人が歩きながら検索してくれた。
真下を向いて咲く花の顔を撮りたくて腹這って夢中で撮った。
「あなたが一番元気だったじゃない」
暑くて食傷気味の友人をしり目に、薬王院から幾分下がった野草園内を思う存分うろうろした。お目当てのキレンゲショウマはまだ咲いていなかったが、草花との語らいは久しぶりに楽しかった。
帰って「勝手に植物図鑑」を検索したら2007年8月23日に御岳山でレンゲショウマを観察していた。12年も前のことだった。
「そうだったよな」
更年期障害対策で始めた奥多摩歩きだったが、下山時に決まって泣きたいほどのひざ痛に悩まされ、それでも山歩きを続けられたのは、とりもなおさず草花との出会いだった。
もう2度と高山に登れないとしても、四季折々の草花と話しをしに小山を歩くのも悪くないなと思い始めたことだった。
花期は7月から8月
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