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撮影年月日 |
2019/09/28 |
撮影場所 |
横浜市青葉区 |
学名 |
SAXIFRAGACEAE Penthorum chinense |
科目・属 |
ユキノシタ目ユキノシタ科タコノアシ属 |
季節 |
秋 |
生育地 |
湿地や沼、休耕田などに生える多年草 |
分布 |
本州、四国、九州 |
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再生の時!!!
「タコノアシを見に行く」
知り合ったばかりの草花ともだち?が言うのを聞いて、くっついて行った。
「なるほどタコノアシだ!」一目見てその名の由来を理解した。
が、実は花の時期はとうに終わってしまっていて、これはもう実の状態らしい。図鑑によると花序の枝は扇形に広がっていて、その先に白っぽい黄緑色花をつける。さほど華やかではないが、よく見るとかわいい。少なくともタコノアシを連想させるものではない。それがやがて実になるころには花序の枝がご覧のように伸びていくのだとか。来年はぜひ、花を見に行こう。
2019年は不思議な年だ。絶望と諦念の年だと思った。
「山にはもう行けない!」
年々加齢による身体の劣化を思い知り、ついには肩を壊して「ひどい年だ」と落胆失意だった。
が、その絶望の淵から恐る恐る首を伸ばしてみたら思いもかけず喜びに再開した。毎日のように通った里山。登山するようになって里山からは遠のいていった。ここのところ足しげく里山歩きをするようになって、ふと思い当たった。
「山に行くようになったきっかけは?と聞かれて「原点は奥多摩歩き」と言ってきた。そう思っていた。
が、奥多摩歩きをする前にあったのは里山歩きだった。この里山でたくさんの草花と出会い、奥多摩に通うようになって、里山で養った草花愛をより強くした。
つまり…
原点は里山にあったのだ。高山の草花の気高い咲き姿。海外の珍しい花には目を見張る。それもこれも里山歩きがあったればこそではなかったかと思うに至った。
そう思えるようになった2019年は再生の年でもあるかもしれない。
花期は8月から9月
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