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撮影年月日 |
2020/05/02 |
撮影場所 |
横浜市青葉区 |
学名 |
LAMIACEAE Scutellaria brachyspica |
科目・属 |
シソ目シソ科タツナミソウ属 |
季節 |
春 |
生育地 |
丘陵の林縁などに生える高さ10pから50pの多年草 |
分布 |
本州、四国 |
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行きはグデグデ、帰りは軽々
何日かぶりに外に出た。4月30日に鍋割山に行く計画だった。
「低山だからいいと思っていませんか?」「蜜ではないから山なら大丈夫と思っていますか?」
という山行自粛の呼びかけを聞こえぬふりですり抜け、なんとか奥多摩や丹沢に出かけていた。電車など公共の乗り物は使わず、長男の嫁さんに車を出してもらって二人の孫のうちどちらかが同行したりして。
安倍首相の緊急事態宣言後、どの山麓の駐車場もクローズになり、入山不可の看板が立てられるようになると、さすがにそこいら辺に車を止めて、というわけにもいかず、ましてや入山禁止を押して阿弥陀岳に入山して、挙句の果てに滑落してヘリ搬送された話に至れば、舞台条件が多少違うといっても、それは言い訳に過ぎないと認めざるを得ず、泣く泣く鍋割山山行を中止にした。
「つまんな〜い!!!」
気落ちした。気持ちが腐った。
頭の先からつま先まで溶け出して崩れ落ちそうだった。
すがる思いで件の里山に出かけた。堆積した枯れ葉を踏みながら歩いているとだんだん元気になっていくのを感じた。
「そういえばタツナミ咲いてるんじゃないかな?」
その時期見かける場所を探したが案配よく見つけられなかった。「まだ時期じゃないのかな?」「絶えてしまったのかな?」あきらめかけた時、斜面の上の方に伸びた草丈の合間からほんのチラリ紫色が見えた気がした。斜面を数歩上がると目線も上がる。しっかりとタツナミを捉えられた。
「やっぱり、いたのね〜」
撮れる場所まで上がっていくともう二株ほど見つけた。
帰路に就く足取りは軽く想像を超えて楽しかった。
春は楽しい!と思えてかもしれなかった。
花期は5月から6月
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