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撮影年月日 |
2020/04/19 |
撮影場所 |
神奈川県塔ノ岳 |
学名 |
ARISTOLOCHIACEAE Asarum sieboldii |
科目・属 |
コショウ目ウマノスズクサ科カンアオイ属 |
季節 |
春 |
生育地 |
山地の湿った渓流沿いまどに生える多年草 |
分布 |
本州、四国、九州 |
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忘れじのウスバサイシン
4月19日塔ノ岳に上った。世はコロナ騒ぎで不要不急は外出自粛が促されていたが「山にコロナはいない」とうそぶいて低山を歩いていた。次の週は鍋割に上がろうと思っていた矢先緊急事態宣言が発令されると、低山も山麓の駐車場がクローズされたりして、いよいよ低山も行かれなくなった。鍋割行きは幻と化し、塔ノ岳が近春最後の山行になった。
長男の長男とそのママと一緒に行った。ママが車を出してくれた。
「2時になったら降り始める」
そう約束してママとマゴには先を行ってもらった。
登山口からさほど上がってはいないはず。右側がせりあがっている目の高さより少し高い場所を背伸びしてのぞいてみた。なぜそうしたかは特に理由はない。ただ何となくそうしたくなった。
柔らかな葉っぱが見えた。もしかしたら?!と葉っぱの根元をかき分けてみた。
いたーッ!!
今春はカンアオイ系とよくお目にかかる。高尾で関東カンアオイの「亡がら?」と会い、件の散歩エリアでタマノカンアオイに会った。3種目に出会えるとは夢にも思わなかった。
うまい具合に撮れる場所まではい上がって、やせ犬の背のような狭い場所に腹這って撮った。
「ウスバサイシン」としたが今も迷っている。葉の形が「ランヨウアオイ」では?と。
見つけて撮った個体はまだ未熟な株で葉の数も少なく、花もよく開花しておらず、同定しようにも情報量が少ないんである。
よくわからなくても、とにかく新入りは大歓迎!
昨11月から再開した低山ハイキング。塔ノ岳3時間登りチャレンジで3回目の山行。1回目は時間切れと体力不足で見晴茶屋で引き返した。2回目はようやく堀山の家で3時間。3回目のこの度は奇跡的に頂上を踏めたことに加えウスバサイシンとの出会えたことでなお忘れられない山行になった。
あ、山頂まで6時間かかり、降りはヘッデンつけて19時下山完了だったことは、あくまでも内緒だが…
花期は3月から5月
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