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カントウミヤマカタバミ


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撮影年月日 2020/03/26
撮影場所 石老山:神奈川県相模原市 
学名 OXALIDACEAE Oxialis griffithil var. kantoensis 
科目・属 カタバミ目カタバミ科カタバミ属 
季節 春 
生育地 山地の林内に生える多年草 
分布 関東地方南西部、伊豆半島、東海地方 

スギ林下のエンジェル

友人と石老山に上がった。登山口のずいぶん手前から立看には「台風19号の影響で山道が崩壊していて登山は不可能」とあった。

「とにかく行ってみよ!」「ダメなら引き返せばいいじゃん!」
看板をしり目に進んだ。途中、地元のおっちゃんやら登山口で引き返してきた登山者やらにも注意を促されたが、本当に進行不可能かこの目で確かめないことにはと前進!

この月の初めに浅間嶺に上った折、崩落注意の看板など見当たらなかったにも関わらず途中に大崩落があり、それでも道を少し引き返したところに「仕事路」を発見して時間はずいぶんロスしたが危ういながらも上りおうせた経験が背中を押した。

崩落現場を見て「行けそう」と判断した。崩落後時間が経っていることと、近々雨がなかったことで足場は見かけよりはずっとしっかりしていて、おまけにトラバース気味に少し上がったらもう正道が見えた。

山の中腹まで針葉樹林下にカントウミヤマカタバミをたくさん見かけた。ともすれば薄暗くて殺風景な樹林下に白い可愛い花を見つけた時はほっとしたような嬉しい気持ちになった。そろそろ春らしくなりつつはあったが低山といえどもまだまだ山は春遠く草花の顔を見ることは稀な時期だけに、喜びは一層だった。





花期は3月から4月





記:2020-05-26