【冬は橋】ユニークな恐竜橋
日本・東京
日本在住16年目になるインド人のマニッシュさんをご招待して、他の友人達とレインボーブリッジを見入りながらバルコニーでチャイを飲んでいると「あれ?ここから恐竜橋が見える。へえ〜?」
と驚いたようにしています。恐竜橋?初めて聞く名前にみんな体を前のめりにさせて、どこだ?どこだ?と目で一生懸命に彼が指で示した方向に目を凝らします。そういえば正面に弓状のなだらかな橋が高層ビルの間に見えています。夜は青やら赤やらライトアップされていたことを初めて思い出しました。
私たち日本人は、ムンバイ出身のマニッシュさんから色々橋について教えていただきました。ざっくり言うと東京ゲートブリッジは、大田区城南島と江東区若洲を結ぶ東京港臨海道路のうち、東京東航路を横断する橋梁区間2,618 メートルの橋なのです。日々進化をとげている臨海部の交通渋滞を緩和させるために出来たのがこの橋で、「東京ゲートブリッジが正式な名前です。ちょうど、2匹の恐竜が向かい合っているように見えるために別名「恐竜橋」というのだとか。まだ新しい橋で2012年に出来たばかりです。工事中も出来た頃も私は東京にいなかった時なので記憶にないのも当然だったのでしょう。省エネ対策で使われているのは886基のLEDの照明です。しかも、照明デザイナー石井幹子氏のプロデュースということです。
橋自体は長さ2,618メートルで、幅が24メートル。歩道もあり、往復4車線通ります。高さは25階建てのビルに相当する87,8メートル。羽田国際空港が近いので高さの規定があり、90メートル以上には出来なかったらしいです。海上を跨ぐ区間の長さが1,618m(横浜ベイブリッジやレインボーブリッジの約2!)で実は規模が大きいトラス橋なのです
2016年、つまり来年には橋の近辺に現在工事中の「海の森公園」の一部が開演されるようです。この公園が出来たら都内でも最も大規模な公園となる予定なので今から楽しみです。 照明も月間で変化したり、週ごとに変化したりと何を基準に変えているのかと思いましたら、意味がちゃんとある事がわかりました。たとえばピンク色の時にはピンクリボン月間だったり、グリーンの時は臓器移植法疾行日など。パープルはDV防止週間、レッドは世界エイズデイ。一番私の好きな濃いブルーは何と「糖尿病デイ」という意味があったらしく感心してしまいました。
来年から徐々に都内最大級になるであろう大規模な「海の森公園」も開園することだし、ピクニック気分で橋を歩いてみるのも楽しそうです。
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