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わたしこんなの買ってはる
とってもアルゼンチン!サッカー熱狂&お手軽デリバリー
アルゼンチン・ブエノスアイレス
一つが4分の1キロ。
デリバリーバイク
こんな感じのバイクで配達!
3フレイバーまで選べます。 待ちに待った3月最後の週末2010 FIFAワールドカップ・南米予選が再開された。なんといっても注目は「アルゼンチン対ベネズエラ戦」。熱狂的なサッカーファンが多いお国柄なのに加えて今回は同国サッカー界の英雄マラドーナが監督として初めて采配をふるう公式戦。「マラドーナ・マジック」を楽しみに街中がそわそわしていた。
マラドーナといえば「神の手」ゴール(ゴールの際に手でボールを叩いていたにも関らず(ハンドリングの反則)審判がゴールを認めた)や「5人抜きドリブル」などサッカーに疎い私などでもその名を知っているほどサッカー史上に名前を刻むプレイヤー。その伝説的な人物の監督としての公式デビューがこの日だった。
「類は友を呼ぶ」とはよくいったもので私と同じくサッカーにあまり関心のない仲間たちだったがさすがに公式戦初となるマラドーナの監督ぶりを見ようと19時のキックオフをめどにビールやワイン、ポテトチップスなどを持ってウチに集まってきた。
試合は4対0でアルゼンチンの圧勝。街中での盛り上がりは夜中まで、いや週末明けまで続いていた。
後ろのメニューを見ていただいてもわかる通り
種類が豊富、 50種類近くある。
夜遅くまで繁盛している。
さて試合を「公式の」理由に集まった私たちだが「試合の後にね!」と楽しみにしていたのが「アイスクリーム・デリバリー」。これはデリバリーピザのアイスクリーム版だが、アルゼンチンチームが3点目をとったときにすでに注文の電話を入れているから何が本命で集まっているのかわかったもんじゃない。
近所に4、5件あるヘラデリア(Heladeria:アイスクリーム屋)の1軒に電話。多くのヘラデリアでは50種類ほどのフレイバーがありこれぞアルゼンチンというもの、例えば以前の特集でも取り上げた「デュルセデレチェ」や「マンテコール(Mantecol:ピーナッツベース)」などは大人気の味だ。
近所のアイスクリーム屋SUMO
チョコレート系が好きな私はビター、スイート、ホワイト、ミント、ムース、ブラウニー入り、アーモンド入り、ヘーゼルナッツ入り、ラム&レーズン入りなどチョコレートを軸にこれでもかと広がるチョコワールドを前に大人げなく心が浮き立ち毎回フレイバーをチョイスするのにかなり時間がかかってしまう。
ちなみにブエノスアイレスでは夜中まで営業しているヘラデリアも多く電話注文してから10?15分ほどでアイスクリームが届く。サービス精神があまり浸透していないこの国で、稀に見られる徹底したカスタマーサービスがそこにはある。これぞマラドーナ・マジックならぬアイスクリームマジック?
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特集 : わたしこんなの買ってはる 記:大田 朋子 2009 / 04 / 07