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わたしこんなの買ってはる
ジャズとの出会い 〜音楽編その1〜
イギリス・ウェールズ
ポテトチップスをほおばるおじいちゃん
ジャズカフェ
私の場合、イギリスへやってきてからの人との出会いはジャズに関連するものがかなりの割合を占めています。ここらのジャズソサエティでは伝説とも称される!?おじいちゃんと生演奏が聴けるお店で知り合い、なぜかとっても気に入られてしまったのが始まりでした。
このほかにもアイリッシュバーや元教会だった建物を使っているアートセンターなど、おじいちゃんがたくさんジャズスポットを教えてくれたおかげでたくさんの人と顔なじみになりました。おじいちゃんは町の写真屋さんを営んでいたりもするので、私の卒業式のときにはびっくりさせようとガウンと角帽を被ってアポなしで訪ね、「おじーちゃん写真撮って〜!」とちゃっかり記念写真をとってもらったりしました(笑)。
さて、そのおじいちゃんも昨年まで所属していたジャズバンドにもよく連れてってもらったのですが、実は今、私がそこに所属していたりします。実は中学、高校は吹奏楽部でトランペットを吹いていたのですー。
しかしあまりにブランクが長過ぎるため、今は練習に参加するのみでライブにはいまだ出られません......頑張らなければ!
ウェールズでいちばん大きなビッグバンド(大編成のジャズバンドのこと)であるこのバンド、月にいちどはライブをやっていて、これから夏にかけてはジャズフェスティバルも各地であるので近ごろはかなり大忙しです。
先日もひとつ、レストランバーのライブスペースで演奏がありました。私はチケット売り場で売り子さんしてきましたー。
再入場用スタンプなど用意してなかったので
水性マジックで手書き作戦
いつも正統派ジャズだけでなく、ビートルズやなつかしのスパイスガールズのヒット曲など、イギリスポップスもアレンジして演奏するので、いつもお客さんがわーっとステージ前まできて踊り出します。
他にも市内に定期的にライブをやっているビッグバンドはあるのですが、ここがすごいのは「全員アドリブ演奏できる」ことなのです。どの曲でも数人ずつアドリブをいれる箇所があって、皆慣れたもので、ノリノリでこなします。
目下、かつての演奏レベルを取り戻すとともに、アドリブが出来るようになるというのも私の課題です......ああ、道のりは遠い。とりあえず夏には本番デビューするべく練習あるのみです!
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特集 : わたしこんなの買ってはる 記:野澤 悠子 2010 / 06 / 14