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わたしこんなの買ってはる
1カ月に1度、おやつ愛好家の贅沢お買い物――ワンコインでおやつタイム
北海道・札幌市
1年の始まりはロシアンシューで
え、本当にワンコインでいいんですか? 思わずそう言いたくなってしまう贅沢さが、六花亭の予約制ワンコイン「おやつ屋さん」。毎月7日予約販売、500円也。
これは、スウィートではなく、まぎれもなくおやつ。珈琲をたっぷり入れて、おやつの時間。ここ、「スウィーツの時間」ではなんだかしっくりこないのだ。
ずっと昔、食事がまだ1日2食だったころ、朝食と夕食の間に間食をとっていた。この時間がだいたい八つ刻(やつどき:午後2〜4時)。そのため間食のことを「おやつどき」→「おやつ」と呼ぶようになったとか。日中のエネルギー補給が目的。晩御飯まであと4時間? えー、お腹すいた。こんな時に、おやつの登場だ。
おやつ愛好家すっかりウットリ
おやつ愛好家カラフルな
楽しさに目が釘付け
おやつ愛好家目もハートに
おやつの効用はすばらしい。脳は体重の約2%程度の小さな臓器であるにも関わらず、そのエネルギー消費量は体全体の約20%にもなる。脳はエネルギー源としてブドウ糖しか利用できない。でんぷんがブドウ糖に分解されるまでには時間がかかるが、砂糖は速やかに分解され、脳内に取り込まれる。さらに、ブドウ糖は脳内に蓄えることができず、常に食事から糖質を摂る必要がある。効率よくエネルギーを供給するには、適度なおやつが欠かせないというわけだ。
もちろん、心の面でもおやつは大活躍する。好きなものが食べられるという楽しみと余裕。脳がリラックスしていると、本来の能力が充分に発揮されやすい。
「上手なおやつの取り方で生活にハリを持たせ、健全な精神活動を!」おおー!
と、おやつ愛好家の言い訳(?)は尽きない。そうそう、仕事で疲れたらおやつをとって、心も体もリフレッシュ! おやつ愛好家は一人張り切る。
洋菓子から和菓子まで12月ベスト
今年初めてのおやつ屋さんは、「ロシアンシュークリーム」。そして2月は「あじわいいろいろチョコケーキ」。昨年12月は一年間おやつ総まとめ「ザ・ベスト」として、バタフィーユ、帯広の森、ブッセ、生粉餅、ロールケーキ。和菓子から洋菓子まで、勢ぞろいのラインナップ。おやつ愛好家はひとりウットリして、どうやらリラックスしすぎの様相。
毎月7日の楽しみ、おやつの日。月末にはいそいそと(月末だけじゃないけど)、六花亭へ向かうおやつ愛好家である。
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特集 : わたしこんなの買ってはる 記:布施 倫英 2011 / 03 / 07