勝手に読書録
ダイヤモンドダスト
記:小玉 徹子
2007 / 05 / 29
もやいだ霧の水滴が凍り、空気中の水蒸気が直接昇華して結ぶ小さな氷の結晶が、日光を乱…
セックスボランティア
記:小玉 徹子
2007 / 05 / 10
なんてこと!!! 最後まで心を痛めながら読了となる。 受け取った感慨を大事に胸に沈…
あの世はあった―文豪たちは見た!ふるえた!
記:小玉 徹子
2007 / 05 / 07
表題から察するとおり「あちら」のお話しである。 日本文学史上に名を残す文豪、世界史…
短編4本。うち1作目の表題「動機」を総タイトルに編まれていることに納得する。 人心…
エチオピアからの手紙
記:小玉 徹子
2007 / 04 / 23
フレッシュ&ジューシー。チャーミング&キュート。そして、切なくて温かい。などいって…
先導者・赤い雪崩
記:小玉 徹子
2007 / 04 / 16
「山岳小説」とくくられるのを著者は必ずしもよしとはしていなかったというが、「山岳小…
クライマーズ・ハイ
記:小玉 徹子
2007 / 04 / 16
いやいや、面白い!! 異様にヘビーな主題が、しかも複数折り重ねられる。その一つ一つ…
孤高の人 上下
記:小玉 徹子
2007 / 04 / 05
「解説」を読むまでもなく、実在の人物がモデルであろうことは、作品を読み出せばすぐに…
紛れもない「山女」の話である。岩壁を自在に駆け、銀嶺にスクッと立つ美しい雌カモシカ…
「山岳小説」であり「冒険小説」「青春小説」であり、ちょびっと恋愛小説かな? なんと…
厳冬の北アルプス北穂高、前穂高、奥穂高岳登攀の描写は著者もまた相当の「山屋」という…
心にナイフをしのばせて
記:小玉 徹子
2007 / 03 / 05
事故でもなく疾病でもない。いわれなき犯罪によって肉親を失った家族のグリーフワークは…
表題から想像してかかると肩すかしを食らう。富士登山の話ではない。富士山頂に「測候レ…
誰がメインキャストで、何のお話なのか?惑わされてはいけません。あくまでも表題「縦走…
「あっさり」に過ぎるのでは、と思える文体だが、少し読み続ければそのなぞは解ける。 …
超スローピッチ。はっきり言ってキツイ。シンドイ。幾分ダルイ。 が、なぜか辛抱して読…
リヴィエラを撃て
記:小玉 徹子
2006 / 11 / 20
時は1972〜1995年の長きにわたって背景となる。中国が文革から民主化へ路線をシ…
これはまた、行き帰りの通勤電車のお供に特におすすめである。息もつかずに読めるといっ…
ピッチの早いサスペンスを期待してはいけません。 最後まで警察官も刑事も探偵も登場し…
「ヒトラーの防具」をさらに越えたボリューム。上巻が623、下巻が581ページの超大…