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VIVA ASOBIST
vol.21:丹羽知美
ダーツDE親睦会!!今ではすっかり"リアルなお友だち"
【プロフィール】
会社員
何事にも頑張ってる人が大好き。
そんな方のパワーを貰って自分も頑張っていきたい!
幸せ人の周りには同じ様に幸せ人が集まる。
そんな環境を作りながら『縁は繋げるもの』を
基本として生きたいです♪
男女気にせず気軽に遊べる友達関係が一番好きです。
大阪市内に大雨・雷・洪水注意報が発令されていた5月19日の夜、セレッソ大阪のホームスタジアムがある長居公園からほど近いダーツバー「Bar Milk Hall」に職業も年齢も異なる男女あわせて9人が集まった。
ソーシャル・ネットワーキングサイトのmixiには多種多様なコミュニティがあって、この日集まったのは「長居公園に長居」「地下鉄御堂筋線あびこ」「大阪市住吉区」という大阪市内でもごく限られた地域のコミュニティメンバーたち。声をかけたのは幹事を務めた「ネット子」さんこと丹羽知美さん。コミュニティの掲示板で「マイダーツを買ったのに出番がないので、健康的にダーツしませんか?」と呼びかけたところ、瞬く間に参加希望者が集まった。
「ネットの中ではお互いに顔を知らなくても、こうして実際に会ってから友達になった人は多いです」と知美さんはいう。そうやって友達になった人を「リアルな友達」「リアルな知り合い」といい、ネットだけの知り合いと呼び方だけを区別している。
オフ会の告知や日時、お店の場所、出欠の確認など事務的な連絡のほとんどはコミュニティの掲示板やメールで足りてしまう。じつは私も、知美さんがオフ会を呼びかける掲示板を見つけて、メンバーの誰とも会ったことがないのに「面白そうだから取材させて!」と頼み込んだところ、意外にあっさり「いいですよ」と返事をもらったのだ。
地下鉄・御堂筋線「長居駅」の入口近くにあるコンビニで待ち合わせるというのも、超ローカルなコミュニティらしさといえる。
知美さんはコミュニティで知り合い、すでに“リアルな知り合い”になっていたお友達、COCOさん(女)とgalsiaさん(男)の2人を連れて待ち合わせ場所に到着。知美さんの運転で「Bar Milk Hall」へ向かった。他に客の姿はなく、知美さんご一行に私を含めた4人の貸しきり状態。ほどなくもう1人、コミュニティの中で自他共にダーツ名人と認めるリーさん(男)も合流した。
4人のほかにもお店に直接やってくるメンバーがいるということだったが、知美さんら4人はさっそくダーツを始めることに。私も「やりますか?」と誘われたが、プレイできるのがいちどに4人までだし、まさにこのイベントを取材するために来ているわけで「自分が楽しんでどないすんねん!」とひとりでツッコミを入れつつ丁重に辞退した。
お店に2台あるダーツマシンのうち1台を借り切って、知美さん、COCOさん、galsiaさん、リーさんの4人でダーツ大会が始まった。オフ会には初参加というgalsiaさん以外の3人はマイダーツを持参していた。
他のみなさんもマイダーツを持ってるんですか??
「オフ会でダーツの面白さにハマって、マイダーツを買っちゃったっていう人が多いです」
見たところ3本セットの矢が小さなポーチに納まって、形と大きさの異なる羽が取替えできるようになっている。ボードと呼ばれる的から2m44cm離れた位置からダーツの矢を投げて得点を競うのだが、このわずかな距離でも羽の大きさと形を変えるだけで得点に影響するという。しかしこの日は得点を競い合うよりも、みんなでダーツを楽しみましょうという趣旨なので神経質にならず、ひたすらボードに矢を投げることを楽しんでいた。
途中でダーツマシンが不調になり、1本しか矢を投げていないのに3本刺さったように得点表示されるトラブルが発生。お店のマスターが復旧を試みたが、どうやら本格的に故障したらしい。それでも「だったら、それでもいいやぁ」と、ダーツを続ける面々は心の底からダーツが楽しくてしょうがないといった様子だった。
夜も更けて、尚も盛り上がる知美さんたちに別れを告げてお店を出たときには、雨はすっかりあがって雲の切れ目から星空さえ覗いていた。
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読み物 : VIVA ASOBIST 記:平藤 清刀 2006 / 10 / 01