コルキクム・アルピヌム

ツェルマット代表！！

2010年8月24日から30日までスイスのツェルマット1600ｍに滞在した。
成田からミュンヘンへ、さらにチューリッヒへ飛び、ターシュからは車ごと登山鉄道に乗りしながら一路、ツェルマットへ。近づくにつれ高度も上がってくると目に留まるもの全てが「スイス」な感じになってくる。

道の両側に青々した牧草地が広がり、乳牛がノンキに寝そべっている。その牧草に混じって何やら薄桃色をした花が点々と顔を出しているのを見つけると、もうツェルマットは近い。

ツェルマットの街中でもちょっと中心地を外れると、空き地にこの花をみつけることができる。シュワルツゼー（マッターホルン方面）やスネガー、ゴルグナード、それぞれへ上がるロープウェイからも見下ろすと、まだ高度が上がらない草原におびただしい花群を見受ける。

スネガー2288ｍからツェルマットまで歩いて降りると、ところどころに観光客相手のレストランがある。周辺の刈り込まれた草地には必ずと言っていいくらい咲いている。スイスアルプスを代表する名花は数あれど、ツエルマットで最も個体数の多い草花というならきっとこれに違いない。

花期は7月から9月

＊同定は岡田季代子「高山植物ポケットガイド・スイスアルプス」ROTTEN VERLAG社に準じた。ツェルマットの土産品店書籍コーナーでみつけた。博物館でも入手できる。