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勝手に植物図鑑

タムラソウ

勝手に植物図鑑

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何が幸い?!

これでいいのか「同定」!

かなり特徴的な花姿であるにも関わらずなんか「ちょっと違うっぽいんじゃない?」感がぬぐえない。まだ咲き始めで、これから筒状花が開きそろえばもう少しぼんぼり系な球形をしてくるとは思うんだが…いや、もしかすると花期は進んで下花が既にしぼんでいるのかもしれないが。

どうにも「これだ!」というぴったり一致する花が図鑑に見当たらなくて、「一つずつの筒状花から濃い色の雄しべが飛び出している」この最も特徴的な形状で無理矢理同定した。アザミ風な花だが、柔らかい葉に切れ込みはごく少なく、棘はないということもアザミ属ではないという証に思えた。
なのでこれをご覧の方で他に相応しい同定を識る方がおいでなら、どうかご教示願いたいところだ。

2018年8月18日、19日に小川山廻り目平にクライミングに出かけた。
2日目の朝、集合時間より少し早目に外に出たので、岩根山荘の周辺を見て回った。道路脇はきれいに草刈がしてあったが、土手っぺりの草むらにこの花を見つけた。

新エリアはすこぶる面白いルートが並んでいたが、体調思わしくなく、2日目ともなると疲れも重なり存分に楽しむという状態ではなかった。闘争心もバリッと湧かず、何とか立ち向かっても機転が利かず、ムーブの想像がつかない。だから、できそうなルートができない。なおさらぐったりくたびれて、しょんぼりしょげ返る。自信喪失、意気消沈!
唯一お初の花に逢えたことは大いに慰めになった。帰りの車中で画像を眺めてはニヤニヤが出た。

簡単ちゃ簡単!御しやすく安上がり!!
そんな自分がそこそこ気に入ってはいるが…ふ

花期は8月から10月

撮影年月日 2018/08/19
撮影場所 小川山岩根山荘周辺
学名 ASTERACEAE Serratula coronate ssp.insularis
科目・属 キク目キク科タムラソウ属
季節
生育地 山地の草原などに生える多年草
分布 本州、四国、九州