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勝手に植物図鑑

RAOSラオス2017-01

草花勘自慢!

2017年11月、ラオスへクライミングをしにでかけた。
21日成田からタイ・ドンムアンへ飛び入国、宿泊。翌22日ナコンパノムへ飛んでそこから国際バスでメコン川を渡りラオスへ入国。さらに1時間かけてクライミングエリアのグリーン・クライマーズ・ホーム(GCH)へようやく到着!

まずはレストラン棟でもある母屋でチェックインするんだが、入口付近の薮端でこれを見つけた。昼食して早速出かけた岩場への道すがらにも、後日出かけたエリアでも何度も見かけた。どれもさほど丈はないけれど、育てば低木になる木本だろう。花風情としては韓国の国花のムクゲに似ているかもしれない。何といっても特徴は花芯。ハイビスカスとかの南国植物によく見る形状だ。

自慢じゃないがこと草花に関する図鑑の蔵書は並べれば3m近いと常日頃、豪語している。ご当地ものなど含め海外へ赴いた際も見つければ大喜びで入手する。その中で数年前バンコクの紀伊国屋で見つけた「FLOWERING PLANTS OF THAILAND by Patrick D McMakin」なら隣の国だから見つかるかもと期待したが、該当と覚しきは発見できなかった。

ところが…
半ばあきらめ境地で、沖縄で入手した「琉球弧 野山の植物・南方新社」をめくっていたら証明写真ほどの大きさながら、目に留まるものがあった。「オオバボンテンカ」だ。

確認のために検索してみたら、これがぴったしカンカン!

—アオイ科 ボンテンカ属で日本では九州(大隈半島南部)から沖縄 に分布する。熱帯各地で広く野生化しており、アジアの熱帯で、林縁や道端などに広く自生している。原産地は必ずしも明快ではなく、熱帯アフリカが原産ではないかとの説もある—

何よりも複数のページで「ハイビスカスを小さくしたような」と形容している。さらにはアオイ科といえば「ムクゲ」もアオイ科だから、なまじ私の「草花勘」も捨てたものではないと内心ほくそ笑む。
だってね、ハイビスカスでもムクゲでも、その花びら1枚の大きさにも満たない小さな花なのだから、その面差しを捉えられた我と我が身が誇らしいでしょ!
いいでしょ。たまには自慢させて…

*ラオスは日本とは植物生息気候区分帯を異にしているため、手持ちの資料では同定が難しい。さらに、よしんば酷似した種を探し得たとしても、同定の根拠が定かとは言い難い。よってRAOS2017-01からの通し番号とする。(撮影順)
*表写真とズーム写真の発色の差異は撮影日時が異なり照度など条件の違いによるものです。

撮影年月日 2017/11/22
撮影場所 グリーンクライマーズホーム・ラオス
学名
科目・属
季節
生育地
分布