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勝手に植物図鑑

ヒマラヤHimalayan2014‐03

りんりんりんどは濃青紫~♪

2014年9月9日。
アイランドピーク登山のアプローチ3日目。

ナムチェ3440mに着いた翌日、高度順応のために3880m地点にあるエベレストビューホテルに上がった。ホテルの周辺はなだらかな草地の広い丘で、緩やかなアップダウンの斜面のそこここに見覚えのあるリンドウらしきを見つけ大喜びしていたら、中に小さいこの花を見つけ、さらに小躍り心地になった。これもまたリンドウ科には違いなかろう。

時を選べば青々と豊かな草原が広がっていたろうが、この辺りはもう晩秋にさしかかっているかして、草原は枯れ草色で、濃い日差しを受けて輝いて見える。
その黄金色の草々をかき分けるようにして濃青紫の小さな花が懸命に顔を出して咲いているのは、なんともけなげで愛らしい。

*経験上、花の名を同定することは不可能と判断し、上記のようにヒマラヤHimalayan2014の01からの通し番号とした。まずは植物生息気候区分がネパールが亜熱帯であるのに対し、日本は温帯であるから、日本で入手できる国内生息の草花を集めた図鑑では到底こと足りない。よしんば似たような、あるいは瓜二つの草花を日本の図鑑で探し出したとしても、進化上DNAが同一かまでは判断できない。

撮影年月日 2014/09/09
撮影場所 ネパール・エベレスト街道、エベレストビューホテル周辺
学名
科目・属
季節
生育地
分布