ナツトウダイ
よ言わんわ!
「腺体の先端が長細くとがり、クワガタムシの角のように見えるのが特徴なんだそうだが、「クワガタって無理矢理じゃね?」など、野暮は言うなかれ!「そういえばそうかもね」と素直に反応しておくべし。
春に咲くのになぜ「夏灯台?」と聞くのもご法度。名前の由来までは山渓ハンディ―「野に咲く花」には記してなかった。
2月28日から3月3日まで、四国は高知県の大堂海岸(おおどうかいがん)にクライミングに出かけた。
あ、「だいどうじゃないの?」「それって、重箱読みじゃないの?」とか、間違っても、言うたらあかん。言いたいことはわかるけど重箱読みは「じゅうは音読みで、ばこが訓読み」なんだけど大堂海岸は「おおが訓読みで、どうが音読み」だから、そういうのは湯桶読みっていうんだと。
でもって、湯桶(ゆとう)というのは蕎麦湯なんかが入れてある、手つき注ぎ口つきの入れもののことで、湯桶(ゆおけ)と読めば風呂桶のことなんだらしい。つくづく日本語はムツカシイ!
ともかくも、こんだけ言っとけばもう「だいどうかいがん」って読む人はいないよね。
その湯桶読みの大堂海岸クライミングだが、中日の3月2日の朝、尋常でない高湿度な空気だったんだが、朝食を済ませ出かけようとする頃には、ちゃんとの雨になり、時にはそこそこな降りようにもなり、結局は終日、降ったりやんだりでクライミングは断念せざるを得なかった。
となるとその辺、車で回ってみようかということになり、足摺岬まで足を延ばした。灯台と小さな入り江を挟んで向かい側の展望台から観音岩を眺めに行く途中の草むらにナツトウダイは群れて咲いていた。
トウダイでトウダイだよ!!!
そ、これが言いたかったのよん。
ごめんなさいよ!
花期は4月から5月
いかにも四国高知のおまけに南の海岸っぺりは、天気で風がなければ汗ばむほどに暖かい。平均の花期よりもひと月早くナツトウダイが咲くというわけだ。
撮影年月日 | 2014/03/02 |
撮影場所 | 高知県足摺岬展望台 |
学名 | EUPHORBIACEAE Euphorbia seiboldiana |
科目・属 | トウダイグサ科トウダイグサ属 |
季節 | 春 |
生育地 | 丘陵や山地に生える多年草 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |