キバナノヤマオダマキ
どーでもいーですよー!!!
どこの山と言わず、亜高山帯を中心にその前後の山陰でよく見かける。美濃戸山荘から歩き出して、ほどなく見かけ、堰堤を過ぎてもチラホラ見かけ、鉱泉に着くまでついてきてくれているかのようにずっと、時折その姿を目にしながら歩いた。
オダマキの類の生息エリアはちょっと奇妙だ。キバナノヤマオダマキは亜高山前後、ヤマオダマキはそれより少し低い中低山帯を生息エリアにしている。それらは山道を歩いていて高頻度で見かける種ではあるが、低地に移植して和な庭造りの素材にしようとしても、恐らく定着しないだろう。他の山に生息する草花同様、至ってナーバスなのだ。
ところが方や高山植物に仕分けされるミヤマオダマキはびっくりするほど順応性が高く、園芸店の山野草コーナーでもしばしば見かける。近所のお宅の庭先に花を咲かせていたりもする。
さてオダマキ一族に一体全体何が起こっているのかは非常に不思議だ。もしかしたら、園芸屋さんの隠れた「血の滲むような努力」なんてのがあるのか?
海外の高山に登るために「高度順化」が必要なように、辣腕の園芸屋さんによって、だんだんに「低度順化」させられていった結果だったりして。
その場合、実際に高山帯に生息するミヤマオダマキと園芸屋さんの店頭に並ぶミヤマオダマキって、同じDNAなんだろか?
ってな、どうでもいい話を頭の中でグルグルさせるのがことのほか楽しい。
バッカみたい!!!
花期は6月から8月
撮影年月日 | 2013/07/20 |
撮影場所 | 長野県八ヶ岳:美濃戸山荘→赤岳鉱泉 |
学名 | RANUNCULACEAE Aquilegia buergeriana f.flavescens |
科目・属 | キンポウゲ科オダマキ属 |
季節 | 夏 |
生育地 | 山地の草地や林縁などに生える多年草 |
分布 | 北、本、四、九 |