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勝手に植物図鑑

ツガザクラ

容量オーバー

新潟県魚沼市と湯沢町またがる標高1111.8mの負欠スラブを登りにいった。山頂少し手前の平らなところで休憩した。イワカガミと思われるのとごっちゃに咲いていた。
「なぜ、こんなところにツガザクラ?」

ツガザクラは歴とした高山域の草花。1111mのところに見られることはなかろうはず。それはイワカガミ(図鑑と相談の後、オオイワカガミと同定)にしたって同じ。
ない頭で考えるに、極端に言うならサハリンの平地の林下で高山植物のウルップソウが平気に群生している、というのと同じ現象なのだろう。
植物の生息域が、標高と同等に近いレベルで緯度に影響を受けるということは、すなわち、地球生成と変性のプロセスとそれに対応して適応していった植物の進化、変性のプロセスでもあることを示唆している。

うーん、興味深いことですな~
と、そこまで…
アタシの頭は、なんとなくの納得のディメンションで満足して思考回転を止めてしまう。それ以上回転数が上がると、容量オーバーでショートしてしまうかもしれない。
つまり、ただの情緒的人間はアカデミズムには到達しえない、ってことよ。

花期は7月(5~)~8月

撮影年月日 2011/06/12
撮影場所 新潟県・飯士山山頂付近
学名 ERICACEAE Phyllodoce niponica
科目・属 ツツジ科ツガザクラ属
季節
生育地 亜高山帯から高山帯の風の強い岩場。常緑矮性低木
分布 本州(東北地方南部~中部地方、奈良県、鳥取県)、四国(愛媛県)