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勝手に植物図鑑

エゾシオガマ

勝手に植物図鑑

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ドキドキじゃないけど…

みくりヶ池を見下ろす遊歩道の両脇、ちょうどハイマツの枝の木陰に涼むように花を咲きそろえていた。
「うん、知ってるよ」な感じ。
2008年に白山や剱岳登山の際にたくさん見かけた。

歩いていて「既知・旧知」とたくさん出会えるのもまた心楽しいが、それまでに見たことのない草花や撮れなかったり撮りそこなったりしたものを見つけた時とはドキドキ感が違うのは否めない。

今夏は山行日程がびっちりな割りに草花をじっくり見たり撮ったりするゆとり山行は恐らく、まずない。「撮りたいな~」も思えないほど必死で歩かねばならない。それでも草花好きの性とは不思議なもので、初見のものは必ず「チラリ」目の端に入り、姿かたちが脳裏に残る。

何かの機会に他の草花の同定で図鑑をくっていてふと目に付いたのと、脳裏に残る残像が稲光のごとく重なる瞬間がしばしばある。

それもまた、とびきり上等な酒をたしなむ間にも等しい悦のひとときなのである。

花期は7月~8月

撮影年月日 2010/07/19
撮影場所 富山県・室堂平
学名 Scrophulariaceae pediculasis chamissonis var.ezoensis
科目・属 ゴマノハグサ科シオガマギク属
季節
生育地 亜高山帯から高山帯の開けた草地
分布 北、本(中部地方以北)。サハリン