TKG(卵かけごはん)を一玉70円のつまめる卵で食す!!
ワンランク上のTKG(卵かけご飯)が食べたい! TKGの材料といえば、ご飯と卵に醤油。ネットでTKGを調べるとバターやしらすをのせるレシピがヒットするが、個人的にそれらはTKGではなくてTKBG(卵かけバターご飯)やTKSG(卵かけシラスご飯)になると思うので却下。今回はTKGの主役である卵にこだわりのポイントをおいて、美味商品をおとりよせした。届いたのは、福岡県のあかね農場が生産した「つまんでご卵」。
「つまんでご卵」という名前は変わっているが、名は体を表している。卵の黄身を指でつまんで持ち上げることができるのだ。これは実際にやってみるしかない。届いたばかりの卵を器に割りいれて、黄身だけをレンゲですくう。黄身と白身を分離させるのだ。
黄身を持ちやすいように指先をタオルで拭いて乾燥させてから、つまんでみるが1回目は失敗。卵を割る時に、黄身に傷をつけてしまったのが原因だ。2回目はきれいに卵を割れたが、これも失敗して黄身は破れてしまった。指先の力の入れ方がむずかしい。続く3回目でつまめないなら、卵がもったいないのでやめようと思っていたのだが見事成功。黄身はレンゲから持ち上がっても、形をキープした。
なお、持ち上げるのに失敗した黄身だが、捨てるのはもったいないので五歳になる子供に味見をさせたところ「美味しい!」と言って1つはそのまま、1つは醤油をかけて2つともひとりで食べてしまった。しかも、もっと食べたいとせがまれる始末。TKGを前にして期待が高まる。
では待望の実食タイム。ワンパック170円の卵の場合は、白身と黄身に醤油を多めに垂らしてかき混ぜた後、ご飯にかけて食べてしまうが、ワンランク上のTKGなので白身と黄身は分離。黄身だけを使って食べることにする(※白身もあとで美味しくいただきました)。そして炊きたてのご飯を茶碗に少量よそう。ご飯を少なめにするのは、濃い味の黄身を楽しみたいからだ。黄身を傷つけないように熱々ご飯の上に転がす。
ハシの先で黄身をつつき割り、ご飯に染み込ませる。その間、ハシの先についた黄色いおこぼれをひとなめ。美味い!黄身の味が濃くてほんのり甘さを感じる。この卵を使ってつくったデザートは、砂糖の量を減らしても甘味を感じられる一品になるかもしれない。
そして白いご飯の上で崩れた黄身の上に、黒い醤油を数滴。ご飯の湯気に混ざって醤油の匂いが漂う。なお今回使った醤油は、初回限定であかね牧場からプレゼントされたTKG専用の「かけてごらん」。醤油に関しても抜かりなし。
少量のごはんに、多めの黄身をのせてハシでつまんで口の中へ。「美味い!」とはすぐには言わない。舌の上で醤油と混ざる黄身を堪能しながら、米粒を噛み締める。「うん、美味い」。だがワンランク上とはいえ、お上品に食べるのはTKGらしくない。最初の一口をすべて飲み込むと、残りを一気に口の中へと放り込んだ。完食時間は約1分。「うめぇ!」
一玉70円+送料を考えると安い卵ではないが、その価値はある。そもそも飲食店で生卵をオーダーすると、一玉で50円や100円はかかるものだ。それを考えれば、少しだけ贅沢をしたい時などに購入しても高い買い物にはならないはずだ。
なおせっかくの卵をTKGだけに使うのは単調なので、商品が届いてすぐに、黄身の醤油漬けの製作に取りかかった。「つまんでご卵」の「かけてごらん」漬けである。つくり方は簡単で、卵を黄身と白身にわけて、黄身だけを醤油に浸して一晩冷蔵庫の中で寝かせるだけだ。我が家では二晩寝かせてから食卓に並べたのだが「うめぇ!」の一言である。お試しあれ。
■商品
あかね農場
【初回限定】つまんでご卵20玉・専用醤油付
(20玉+専用醤油付 1512円(税込))
http://www.akanefarm.com/items/
■ショップ名
緑の農園あかね農場
■販売事業者
タケノファーム株式会社