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今日はどちらへ?登りがけのだちん

カナダアイスクライミング―2―

2016年2月26日
ウィーピングウォールWeeping Wall:w15/160m/3P

壁自体は全高400mの大岩壁。
なのに車を降りてわずか10分ほど歩けば氷瀑の取り付にたどり着く。アプローチ核心の身には有難いロケーション。
そして本日もいいお天気だ。

3Pと聞いてラッキーなんて思ったら、大きな間違い。トポ本「ICELINE」にも記載のとおり1PはW15 45-50m、2PはW15 60m、3PはW14 50mと、とんでもない巨大氷瀑なのだ。
1ピッチ1ピッチが長いのなんの。疲れる疲れる!

ウィーピングウォール全景
ウィーピングウォール基部
ウィーピングウォール基部
ウィーピングウォール1P終了点から2Pへ
ウィーピングウォール2P目。ほぼバーティカルが60m!ああ、しんど!!
ウィーピングウォール2P目
ウィーピングウォール。登攀は常にスケールの大きいカナダの自然が背景
ウィーピングウォール最終ピッチ
ウィーピングウォールを背に

美しいカナディアンランドスケイプもだが、特筆すべきはmountain gangの襲来。登っている最中、下の方で何やら騒がしいな!とは思っていた。どうやら数羽のカラスがカーカー雄叫びながら、我々のザックの周りを物色しているのだ。アマブタなどもきちんと閉めてあるし、バックルもしっかりかけてきた。丈夫な生地に穴をあけるほどカラスのくちばしが頑強とも思えないと高をくくっていたんだが…
降りてきてみて仰天した。なんと、ちゃっかりアマブタのファスナーを開けて、中に入っていた行動食をごっそり平らげてしまっていた。ジップロックに入れたミックスナッツ。まだ開けていない種無しドライプルーンやマンゴー、ポークソーセージも根こそぎ!篠原ガイドは救急バッグにしまって、アマブタに入れておいたエナジー剤までやられた。大損害だわ。
ってかーッ…
腹減った〜トホホ!

ウィーピングウォールからの帰途に氷河が

帰りにバンフへ足を延ばして食料など買い足しに。

バンフのメインストリートを観光馬車が行く
バンフのメインストリートを観光馬車が行く
コテージで食事。木村ガイドの手料理は毎度毎度美味しくて、皆、満足顔!