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勝手に植物図鑑

ツリフネソウ

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水清ければなれ!

十字峡駐車場、丹後山登山口間の林道でたくさん見かけた。あるいは道に沿って、あるいは山側から流れ込む小さな清流を足を浸したりして大小の群れをそこここに形成している。
往路は立ち止まって撮るよりも先を急がねばならなかったから、帰りには撮ろうと楽しみにしていた。

山頂避難小屋から数時間の降りで前腿がよれてスピードが落ちたころ登山口に降り着いた。そこからすぐの沢に降りて河原でいれてもらったコーヒーの旨かったこと。甘露!!
それに、ツリフネソウが河原の石の間から一株いい咲姿でいてくれているという、撮る時間を気にせずゆとりで花と向き合える、またとない好機に違いない。
夜露に当たったからか、小雨かあるいは霧雨か、花は露を含んで美しい。そして透き通る清流のそばで育ったからか清らかに鮮やかだ。

引いた画像は山水が流れ落ちる林道脇に大そう見事な群生を撮った。見事だ!
惜しむらくはその群生の近くにキツリフネを見ていたが、なぜか気が引けて立ち止まって撮れなかった。

ツリフネソウ、キツリフネは当植物図鑑に数回上げている。生息地の差異か個体差か花期の時点差か、少しずつ風情が違っているのが興味深い。
当図鑑トップ、アーカイブ一覧の下の窓で「ツリフネソウ」と検索すればそれらの相違をご覧いただける。

釣り船草艶やかなり
水清ければなれ

花期は7月から9月

撮影年月日 2017/09/10
撮影場所 十字峡駐車場、丹後山登山口間の林道
学名 BALSAMINACEAE Impatiens textori
科目・属 ツリフネソウ科ツリフネソウ属
季節
生育地 山野の湿地に生える1年草
分布 北海道、本州、四国、九州