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勝手に植物図鑑

ヤセウツボ

何処より来たりしか?!

体力アップも図らきゃあ、ダイエットもしなくちゃあ、ってんでジョギングを始めた。4月の半ば、近所のコース、鶴見川沿いをてれてれジョグするにはいい季節だ。

何日目かに川っぺりの草むらにシロツメクサかムラサキツメクサの葉っぱに混じって見慣れないものが目に留まった。葉っぱだけだったからシロだかムラサキだか判別はつきにくかったが、どちらの花茎でもないとは認識した。
なんだかわからないが、ひょっとするとどこかのお宅の庭先から逃げ出した園芸草花かもしれないとも推した。
日を追うごとにそれは大きくなり、推測に反して明らかに「なんじゃこりゃ」な風体をなしていった。
ある日我慢できなくなって携帯をポケットに忍ばせてジョグに出かけた。

帰って図鑑で見て「ヤセウツボ」と判明した。
関東地方や近畿地方などで帰化している。マメ科のシロツメクサなどを中心にキク科やセリカなどにも寄生する植物だと。道理でシロツメかムラサキの葉に混じって、ツンと立ってわけだ。
鶴見川沿いの、そうだな橋から橋までの100mばかりの土手上に、断続的に点々と、かなりの個体数を認めた。ヨーロッパか北アフリカからやって来て、どこをどうやって経過して、どういう経緯でそこに帰化生息しているのかは、なんとも謎だ。

*今一つピントが甘いのは走っている途中で撮ったために「ハーハー」で揺れたからではありません。単に腕が拙いからです。

花期は5月から6月。

撮影年月日 2015/04/22
撮影場所 横浜市青葉区、鶴見川沿い
学名 OROBANCHACEAE Orobanche minor
科目・属 ハマウツボ科ハマウツボ属
季節
生育地 ヨーロッパ、北アフリカ原産の寄生植物
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