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勝手に植物図鑑

マイヅルソウ

草花好きのハピネス!

楊枝のお尻ほどの小さい花、しかも白色。山へ行けばどこでも見かけるマイヅルソウの花だが、これがなかなか上手く撮れなくて一度もUPできていない。

前穂北尾根4峰正面壁を登るというので、奥又白池へ上がった。道すがら、もう草花の時期は過ぎ、代わりに実りの秋が訪れていた。ゴゼンタチバナも赤い実をつけ、日当たりのよい斜面ではナナカマドも赤い葉の間に実を鈴なりに生らせている。

中畠新道を上がる途中、林下で休憩が入った。目の前にマイヅルソウがそこそこ群れて、一様に実をつけていた。すっかり赤くなる前の、ウズラの卵張りの斑点模様の実も実に愛らしい。

花の無念を実で晴らした?ってわけでもないが、可愛い写真が撮れてご満悦!
いやしかし、こうなったら次のシーズンは是が非でもマイヅルソウの花を物しないといけない。「勝手に植物図鑑」の検索窓で「マイヅルソウ」と入れたら、実だけで花姿がヒットしないのは、やはり片手落ちだわ。

ちょっと待てよ、データ欄の「色」にUPする「実」の色の「赤」と入れと入れるべきか、花主体の検索条項に従って本来の花色の「白」と入れるべきか。どうでもいいことで悩んだ挙句、やっぱり実際、現時点でUPする画像のビジュアルに従って「赤」と入れることにした。

どうでもいいことに、楽しんで悩む、これもまた「草花好き」の幸い…

花期は5月から7月

撮影年月日 2013/09/28
撮影場所 奥又白谷から中畠新道
学名 LILIACEAE Maianthemum diatatum
科目・属 ユリ科マイヅルソウ属
季節
生育地 山地から亜高山帯の針葉樹林内に生える多年草
分布 北海道、本州、四国、九州