アズマイチゲ
アズマイチゲ原?アズマイチゲ山?!
GWの頭なのだから、久しぶりに草花散策山行が楽しめるかと思いきや、ヤビツ峠から二ノ塔、三ノ塔、塔ノ岳までは、さしてこれといったのには出会えず、テント泊の荷の重さと暑さに、ただ喘ぎながら歩いた。
簡単な昼食後、塔ノ岳を後に歩き出して間もなく、視界の開けた笹原にでた。笹原はすなわちアズマイチゲ原だった。いい塩梅に小ぶりの笹がイチゲのナイト役を買って出て、強い日差しからは守られ、それでいて、ほどよい日照も甘受している。
同行のOさんも草花好きだから、飛び上がらんばかりに大喜びして二人して思う存分撮った。
翌日、テントを張った不動の峰から蛭ヶ岳へ向かう開けた稜線でもたくさん見かけたが、あまりたくさん見るものだから、すっかり感動が薄れ、そのうちチラ見もしなくなる。とは、人間は勝手なものである。
これだけの広がりあればこそ、絶えることなくアズマイチゲは生息し続けられると理解はしているから、その得手勝手は許されるだろう。などという感慨は実のところアズマイチゲの生存にはあまり関与はしていない。
花期は3月~5月
撮影年月日 | 2012/04/28 |
撮影場所 | 塔ノ岳、丹沢山周辺 |
学名 | Ranunculaceae anemone raddeana |
科目・属 | キンポウゲ科イチリンソウ属 |
季節 | 春 |
生育地 | 落葉樹林内や林縁、草地 |
分布 | 北、本、四、九 |