タニウツギ
花縁・山縁・人の縁
赤谷山へ登るはずが、しょっぱなの渡渉ができず僧ヶ岳へ変更になった。ところが折しも山菜摘みの最盛期で、「よそ者」に荒らされないように登山口のずっと手前で進入禁止のクサリが渡してあり、そこをまともに歩いたんでは時間超過になる、ということで、また談合の段になった。それでタニウツギが思う存分撮れた。
この時期、特に山深くなくとも、例えば高速道路脇の土手斜面にさえ、車窓からいくらでもこの花を見かける。最初はなかなか正体がわからなかった。懸命に見ようとするあまり、クラクラしたりして。たわわな咲きっぷりで、どれもが花穂が球形をなし、まるでピンクのコデマリのように見えた。
図鑑で見たら「主に日本海側」が生息域だという。そういえばここのところ「日本海側」へ登りに行くことが多いな、と改めて思った。集合の八王子から日本海側に抜けるのに車で6時間ほどかかる。何度か行くうち、さほど遠いと思わなくなったばかりか、小淵沢だの松本だのが「近い」とさえ感じるようになる。
「山」を行くようになってこそ、あちこち足を運ぶようになった。日本海側生息の「タニウツギ」ともお目にかかれた。
ありがたや、花縁、山縁、人の縁。
花期は5月~6月
撮影年月日 | 2011/06/04 |
撮影場所 | 富山県僧ヶ岳登山口付近 |
学名 | CAPRIFOLIACEAE Weigela hortensis |
科目・属 | スイカズラ科タニウツギ属 |
季節 | 夏 |
生育地 | 山地の日当たりのよいところ。落葉低木。 |
分布 | 北(西部)、本州(主に日本海側) |