1. HOME
  2. 連載・コラム
  3. 勝手に植物図鑑
  4. ヒマラヤHimalayan2014‐10
勝手に植物図鑑

ヒマラヤHimalayan2014‐10

縁ですな~

どこか見覚えがある花姿だが、眺めながら記憶を辿るに、タイだったか、石垣島か西表島だったか、それとも…ま、日本であれば渡瀬ラインを踏み越えた先の亜亜熱帯だろうし、恐らく暖かいを通り越した、年がら年中「暑い」土地柄の植生には違いない。

2014年9月5日から同月29日までの24日間をかけてヒマラヤのアイランドピーク6120mに登るためにネパールへ出かけた。
19日登頂、23日ルクラ帰着・下山完了、25日カトマンズに帰還した。日本へ発つフライトまで予備日があったので、現地のガイドさんにお願いして、カトマンズ校外の岩場へクライミングにでかけた。

岩場周辺でたくさんの草花を見かけ、大喜びで撮った。これも見かけたんだが、まだ咲いてなかったり、撮れない場所だったり、行きたくない辺りだったりして断念した。湿気の多そうな凹状筋には尺取虫行動のヒルの大群がいて、急ぎ逃げ帰った篠原さんが知らぬ間に吸い付かれて、足首と手指の股に血を滲ませていいるのを見たひにゃあ…

帰り道、不規則で急な斜面を下っていると、目の前に咲いているのを見つけた。
「縁ですな~」
ただでさえ足が遅いのに、ズームと引きと撮っていたら、思いのほか時間を要したらしい。
「コダマさ~ん」

急な斜面を足を滑らせ、転げ落ちたかと心配させてしまったらしい。
スミマセンでした…

*経験上、花の名を同定することは不可能と判断し、上記のようにヒマラヤHimalayan2014の01からの通し番号とした。まずは植物生息気候区分がネパールが亜熱帯であるのに対し、日本は温帯であるから、日本で入手できる国内生息の草花を集めた図鑑では到底こと足りない。よしんば似たような、あるいは瓜二つの草花を日本の図鑑で探し出したとしても、進化上DNAが同一かまでは判断できない。

撮影年月日 2014/09/27
撮影場所 ネパール カトマンズ郊外 ハッティロック周辺
学名
科目・属
季節
生育地
分布