台湾NO-4
ブッシュが頼り…
「確かにどこかで見たことがある」という既視感に囚われて、持てる限りの南方系ローカル植物図鑑をつぶさに当たったが、敢え無く撃沈。
「台湾通しナンバー方式」の同定放棄なんだから別にいいんじゃない?!とは思うんだが、どうも胸がわさわさする。
ご存知の向きには是非、ご一報願いたい。大きい方の画像の二分の一程度が実寸大ぐらいかな?!花弁の中央は日差しの反射だけではなく、うっすら白味がちな色をしていることも付記しておく。
1月25日~29日、台湾へ渡り、初日と最終日には龍洞の岩場バックドアエリアへクライミングにでかけた。最終日の帰り際、草花写真を撮りながら歩いた。そうしようという気持ちを以て歩いたら25日の行き帰りにも29日の行きにも見つけられなかったものに目が留まった。「心そこにあらざれば、見れども見えず」とはよく言ったものだ。
亜熱帯の、しかも海岸ぺりの岩くれた斜面。ブッシュを日除けにして、乾燥した薄い堆積土にへばりつくように小さな花を咲かせている。
記憶を辿るに、半蔓性だったような…あ、これ追加情報ね。
海岸ぺりの斜面と言っても、クライミングエリアの壁の基部に降り着くには、危なげな岩つきを後ろ向きに「ここからもう、クライミング?」な感じに行ったりしながら降りること20分はかかるんである。
その比較的上部の道路に出る少し前の斜面。振り返ればいかにも南国のそれに違いない輝くばかりの海とどこからともない青空が眼下に、広がっている。
1月で23度だったりするんだから、夏場の焼けつくような照り付けは草花でなくても日陰を選びたくなるだろう。
大きな木が生えることができない薄い堆積土だから、せめて「寄らばブッシュ」と身を寄せたのだ。
撮影年月日 | 2014/01/29 |
撮影場所 | 台湾龍洞の岩場 |
学名 | — |
科目・属 | — |
季節 | 冬 |
生育地 | — |
分布 | — |