淳与さん…
淳与さんの居ない8月が来て、淳与さんの居ない夏が来ました。
そして今、淳与さんの居ない秋が始まろうとしています。
この夏は悲しい、記憶に留まる夏でした。
第一報を目にした時、思わず “ホントかよ!” と、なんと乱暴な言葉が飛び出ました。
驚きと悲しみと怒りが噴出し、目の回るような感覚に。
私の母もこの所体調優れず、母の姿に淳与さんも重なって、4月に淳与さんご自身が出された”宣言” 以来ずっと共に戦ってきた気持ちでした。(宣言はご自身の体調…今どの様な状況に置かれ、何が起ころうとしているのかを公開し、それでも尚前を向いて楽しく希望を持って生きると発信されたものです)
毎年夏頃からよく淳与さんが夢に出てきます。10月の個展に向けて悩みが深まるこの時期、淳与さんの感性を満足させる十分な挑戦が出来るだろうかと焦る毎日。
今年は出てきてくれるかな?
私が行き損なわなければ、天国でお会いしましょう、淳与さん。
川崎 淳与さん : 東京青山にてギャルリーワッツを22年間主催。ギャラリーを人と作品の出会いの場と言い、この空間に入るものなら何でも発表して!とジャンルに囚われない自由な場として多くのつくり手とお客さまを育てた。
私も最初のギャラリー個展の扉をワッツにて開いていただき、21年間育てていただいた1人です。著書 ”80代の今が最高と言える” を期せずして闘病中の7月3日が出版され、間もない7月30日に天に召されました。