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勝手に植物図鑑

台湾NO-2

ご機嫌麗しゅう~

アリアケスミレあたりかな~とは思う。

1月25日~29日、台湾へ渡り、龍洞の岩場でクライミングを楽しんだ。
初日と最終日にアプローチが最短のバックドアエリアへでかけた。スミレらしきを何度かちら見しながら岩場へ降りる道を辿った。

そこら時分の台湾の気候は調度、日本の秋口ほどとは聞いていたので、もしかしたらまだ草花に会えるのではないかと胸ふくらませた期待に違わず、可愛い小花を数種、みつけた。

本来ならば「スミレ」の類は心中、敬遠したいところであったりもする。花色や花弁、葉の形だけでは同定にこぎつけず、やれ距(花の後ろの筒状の部分)の先が下向きか上向きか、真っ直ぐか反っているか、挙句の果てには根っこの判別までしないと確実な同定ができない。そのぐらい多種多様で類似種が多い。

この度はそのあたり、気が楽。台湾で見つけたものはあえて同定せず、通しナンバーをつける方針を打ちたてたのだから。賢いけど、ちょっとずるいかな~

とはいえ、タイとかネパールとか、日本だと屋久島とか西表島とか、一応亜熱帯から熱帯地域で、かつて出かけた際にご当植物図鑑を入手したものについては、当たるだけあたってはみたことは、ちょい言い訳しておく。

「アリアケかも」がいた辺り一帯は大岸壁の基部へ降りる道が付けられた斜面となっていて、赤みがかった岩の間になんとか堆積した、同じく黄土色した土くれにへばりつくように小さな植物が生えているのに交じって、2個体ほど咲いていた。

初夏を思わせる暖かい日差しに、いかにもご機嫌麗し気に…

撮影年月日 2014/01/29
撮影場所 台湾・龍洞の岩場
学名
科目・属
季節
生育地
分布